文書作成日:2018/08/05


 地球の温暖化が進むにつれて、熱中症になる人が増えています。屋外にいる時だけでなく、室内で発症してしまうこともあるので、注意が必要です。今回は、今すぐ実践したい熱中症対策について考えてみました。




 熱中症は、できるだけ早くその症状に気づくことが大切です。熱中症の症状は、大きくわけて4つあります。めまいや失神などを起こす「熱失神」、筋肉痛や手足がつる「熱けいれん」、頭痛や嘔吐の症状がみられる「熱疲労」、意識障害や体温が高くなる「熱射病」。そんな症状が現れたら、すぐに涼しい場所へ移動し、脇や足の付け根などを冷やしながら、水分補給をしましょう。意識がもうろうとしている場合は、すぐに救急車の要請が必要です。早め早めの対応が症状の悪化を防ぎます。




 熱中症にならないよう、生活の中でしっかりと予防対策をとっておきましょう。

■気温や熱さ指数を知る
 毎日の気温や湿度などについて、気をつけている方も多いと思いますが、もうひとつ「暑さ指数」もチェックしておくことをおすすめします。「暑さ指数」とは、危険・厳重警戒・警戒・注意・ほぼ安全と5段階で運動の危険度を示したもので、厳重警戒や危険の時は運動や屋外での活動はしないよう、環境省をはじめ、さまざまな機関が勧告しています。

■水分・塩分・糖分を補給する
 汗をかくと塩分も失われてしまうので、水分だけでなく塩分の摂取も心がけましょう。熱中症予防の水分補給としては、0.1〜0.2%の食塩のほか、糖質を含んだ飲料が推奨されています。糖を含んでいると腸管で水分吸収が高まるため、同時に水分も吸収されやすいのです。水だけではなく、スポーツドリンクなどの塩分、糖分を含む飲み物も摂ることが重要です。

■外出時は特に注意する
 どうしても外出しなければいけない時は、日傘や帽子などを用いて直射日光を避けるようにしましょう。暑い時期は、長く歩くことは避けて、車やバス、タクシーなどを積極的に利用するのも良い選択。身体に無理をさせないことが大切になってきます。

■就寝時もエアコンをつける
 寝ている間は身体を冷やさないようにエアコンを消すというのは、実は大変危険な行為です。暑い中で眠ることは、運動しながら寝ているようなもの。これだけの猛暑が続く時期は、エアコンをつけながらしっかりお布団をかけて眠るようにしましょう。枕元には水筒を置いて、冷たいお水やスポーツドリンクなどをすぐ飲めるようにしておくのもおすすめです。


 昔と違い、都心ではヒートアイランド現象で過去100年の間に気温が3度も上がっています。我慢や無理はせず、いつでも快適な温度の中で過ごすように心がけ、どうぞ身体をお守りください。


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