文書作成日:2018/09/06
「第五次薬物乱用防止五か年戦略」における医療分野の取組み

 厚生労働省より、「第五次薬物乱用防止五か年戦略」が発表されました。

 今回は、5年前に決定された第四次戦略より密輸・密売対策を強化した他、未規制物質等への対応、向精神薬を悪用した凶悪事件発生防止のための監視・取締りに対する対策が新設される内容となっています。

 この中で、医療機関は「薬物乱用者に対する適切な治療と効果的な社会復帰支援による再乱用防止」を担う重要な役割が期待されています。具体的には、薬物依存症の治療可能な医療機関が限られている現状を課題と見て、適切な治療の継続実施のため、以下の医療提供体制の充実強化が盛り込まれました。

(1) 専門医療機関の充実

  1. 都道府県及び政令指定都市における薬物依存症の専門医療機関、治療拠点機関の選定を推進するとともに、認知行動療法を用いた治療・回復プログラムのさらなる充実・普及を図る。

(2) 治療が可能な医療従事者の育成

  1. 薬物依存症の治療に当たる医療従事者の専門性を向上するための認知行動療法等の研修を実施するとともに、精神科以外の医療機関に勤務する医療従事者の対応力向上や潜在的な薬物依存症者の早期発見、早期対応に資するための研修の充実を図る。

 他にも、社会復帰のための地域機関と医療機関との連携強化や、医療用として正規に流通している麻薬・向精神薬等に対する監督強化も、対策として盛り込まれています。


 詳細は以下のサイトでご覧ください。


厚生労働省ニュースレター「「第五次薬物乱用防止五か年戦略」を策定しました」


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